こんにちは。錦糸町ミント歯科クリニック院長の大田です🦷☘️
2024年12月21日・22日、名古屋にて行われている、 公益社団法人日本口腔インプラント学会の第45回中部支部学術大 会に参加してまいりました。
日本口腔インプラント学会では定期的に学術大会が行われており、 専門医教育講座という温故知新の講座がございます。
今回の講座では、『超高齢社会のインプラント治療― ライフステージに則した医療従事者としての対応―』 というテーマで、日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅱ 講座の教授である萩原芳幸先生がご講演されました。
みなさん”2025年問題”はご存じでしょうか?
数年前からニュースでも示唆されている”2025年問題” ですが、あと数週間後にはその2025年を迎えます。
“2025年問題”とは、2025年に「団塊の世代」 全員が75歳以上の後期高齢者になることで、 日本全体が超高齢化社会を迎え、 さまざまな問題が生じることを指した言葉です。
これまでも高齢化社会による問題は示唆されていましたが、 2025年からはそのレベルが一段と上がります。
今回の講演ではこの2025年問題を入り口に、 我々歯科従事者にとって最も重要になってくるのは「 オーラルフレイル」であるというのがテーマでした。
オーラルフレイルは健康維持や生活の質(QOL) の向上に必要な要素です。
“噛めない”、”食べられない”と、低栄養やサルコペニア、 そして全身のフレイルへと繋がります。
オーラルフレイルを防ぐことで、その方の健康の維持や予防、 栄養状態の改善になり、 高齢者やその家族に安心感をもたらします。
年齢を重ねると共に、口腔内も変化します。
歯周病や虫歯、破折により歯を失うこともあるかもしれません。
我々歯科医療者には、欠損歯列の拡大を防ぐことが求められます。
もし歯を失ってしまった場合、 インプラントを埋入することは欠損部位を補綴するだけでなく、 他の残存歯列を守り、欠損歯列の拡大を防ぐことにも繋がります。
インプラント治療は欠損補綴治療において重要な治療オプションの 一つであり、今後超高齢化社会を迎える日本にとって、 切っても切り離せない治療なのです。
超高齢化社会が迫っておりますが、 関わった患者様お一人お一人の健康寿命を延ばせるよう、 引き続き尽力したいと思います。
錦糸町ミント歯科クリニックではスタッフ一同、 最新の知識と技術を提供できるよう切磋琢磨しております。
今年も残りわずがとなりましたが、 引き続き錦糸町ミント歯科クリニックを宜しくお願い致します!
院長 大田雅樹