墨田区太平の歯医者｜錦糸町ミント歯科クリニック｜ブログ

「歯科とビタミンCの深い関係 〜お口と全身を守る栄養素〜」

ビタミンCと聞くと、美肌や免疫力向上のイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし、歯科の観点からもビタミンCは非常に重要な役割を果たしています。今回は、その理由と当院で取り扱っている高純度ビタミンCについてご紹介します。

ビタミンCと歯ぐきの健康

ビタミンCは、コラーゲン合成に不可欠な栄養素です。コラーゲンは歯ぐきや歯槽骨周囲の結合組織を構成する重要なタンパク質であり、十分なビタミンCがなければ正常な歯周組織の維持が困難になります。
不足すると、毛細血管がもろくなり、歯ぐきから出血しやすくなるほか、歯周病の進行を早める可能性があります。歴史的には、ビタミンC欠乏症「壊血病」により歯が自然脱落する例も知られています。

抗酸化作用と炎症抑制

歯周病は、歯周病菌による感染だけでなく、過剰な炎症反応によって組織が破壊されます。ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去して炎症を抑制する働きがあります。これにより歯周組織のダメージを軽減し、治癒を促す可能性が報告されています。

外科処置・インプラント後の回復促進

抜歯やインプラント手術などの外科処置後には、傷口の治癒とコラーゲン再構築が必要です。ビタミンCはこれらの過程をサポートし、回復をスムーズにします。また、免疫細胞の働きを助けるため、感染リスクの低減にも寄与します。

食事だけでは不足しがちな理由

ビタミンCは野菜や果物に多く含まれますが、水溶性で熱や光に弱く、調理や保存で失われやすい栄養素です。また、喫煙やストレス、炎症状態にある場合、体内での消費量が増加します。
歯周病の治療中や手術後など、身体がビタミンCを多く必要とするタイミングでは、食事からの摂取だけでは不足することがあります。

高濃度ビタミンCの活用

当院では、経口摂取できる高純度ビタミンC製品を取り扱っています。通常のサプリメントよりも高含有量で、効率よく血中濃度を上げることができます。これにより、歯周病治療の補助や術後回復の促進が期待されます。
ただし、持病や服薬中の薬によっては摂取に注意が必要な場合がありますので、必ず歯科医師または医師にご相談ください。

まとめ
ビタミンCは、美容や風邪予防だけでなく、歯ぐきや歯を守るためにも欠かせない栄養素です。日々の食生活とともに、必要に応じて高純度ビタミンCの補助摂取を取り入れることで、より健康なお口と全身を維持することができます。

当院では、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士の指導の下、患者さま一人ひとりに合わせたビタミンC活用法をご提案しています。歯や歯ぐきの健康を守るために、ぜひご相談ください。