【小学生のお子さんの歯を守るために】
〜学年別Q&Aと初診時のポイント〜
小学生は「むし歯リスクが高い時期」です
小学生の時期は、乳歯と永久歯が混ざり合い、お口の中が大きく変化します。
この時期のケアが、大人になってからのお口の健康を左右します。
【小学生別Q&A】
【低学年（1〜2年生）】
Q．自分で歯みがきできているから、仕上げみがきは不要？
A．まだ必要です。手先が未発達なため、奥歯や歯の間にみがき残しが多くなります。
Q．6歳臼歯はなぜ大切？
A．噛み合わせの土台になる永久歯です。生えたばかりで弱く、むし歯になりやすいため、予防が重要です。
【中学年（3〜4年生）】
Q．永久歯が増えると何に注意すればいい？
A．歯並びが一時的に乱れ、歯ブラシが当たりにくくなります。丁寧なみがきが必要です。
Q．仕上げみがきはいつまで？
A．夜だけ、奥歯だけなど、部分的でも続けることで予防効果があります。
【高学年（5〜6年生）】
Q．永久歯がそろってきました。もう安心？
A．永久歯は一生使う歯です。この時期のむし歯は将来まで影響します。
Q．歯並びが気になってきました
A．高学年は成長を活かせる大切な時期です。早めの相談が安心につながります。
【初診時に保護者の方が気をつけたいポイント】
・怖い言葉を使わない
「痛くないよ」と言うほど、不安を強めてしまうことがあります。
・できなくても大丈夫
初めては緊張して当たり前。できたことを一緒に褒めましょう。
・保護者の方の安心感が大切
お子さんは保護者の表情をよく見ています。
・生活習慣は正直に
食習慣や歯みがき状況を知ることが、的確な予防につながります。
・初診は慣れるだけでもOK
無理に治療をしなくても問題ありません。
【小学生のうちから「予防の習慣」を】
歯医者は「痛くなってから行く場所」ではなく、
健康を守るために通う場所です。
小学生の今こそ、将来につながる大切な時期です。