【歯医者のクリーニングはなぜ大切?「痛くない今」こそ通ってほしい理由】

「毎日きちんと歯みがきしているから大丈夫」
「痛みもないし、歯医者は何かあってからでいい」
そう感じている方は、実はとても多くいらっしゃいます。ですが、歯科医療の立場からお伝えしたいのは、歯医者で行うクリーニングは“予防医療の要”であり、将来の歯の本数や治療費、そして生活の質を大きく左右するということです。
【ご自宅の歯みがきだけでは落としきれない汚れがある】
どれだけ丁寧に歯みがきをしていても、実は歯垢(プラーク)や歯石を100%落とすことはできません。特に歯と歯の間、歯ぐきの境目、奥歯の裏側などは汚れが残りやすい場所です。
歯垢は時間が経つと唾液中のミネラルと結びつき、歯石になります。歯石は歯ブラシでは取れず、歯科医院での専門的なクリーニングが必要になります。この歯石の表面はザラザラしており、さらに細菌が付きやすくなるため、むし歯や歯周病の温床になってしまいます。
【歯周病は「静かに進行する病気」】
歯周病は、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。
「歯ぐきから血が出る」「少し腫れている気がする」程度で放置されがちですが、気づかないうちに進行し、歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。
日本人が歯を失う一番の原因は歯周病と言われています。定期的なクリーニングでは、歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さを確認し、早期発見・早期対応が可能になります。
【クリーニングは「歯を守るためのメンテナンス」】
歯医者のクリーニングは、単に歯をきれいにするだけではありません。
・むし歯・歯周病の予防
・口臭の原因除去
・着色やくすみの改善
・歯ぐきの健康維持
・将来的な治療費・治療回数の軽減
といった、多くのメリットがあります。特に「悪くなってから治す」よりも、「悪くならないように守る」ほうが、身体的・精神的・経済的負担が圧倒的に少ないのです。
【どのくらいの頻度で通えばいい?】
クリーニングの理想的な頻度は、3〜4か月に1回が一般的です。ただし、歯周病の進行度や磨き残しの傾向、生活習慣によって最適な間隔は異なります。
歯科医院では、患者さん一人ひとりに合わせたメンテナンス間隔やセルフケアのアドバイスを行います。「自分の歯をどう守っていけばいいのか」を一緒に考える時間でもあります。
【「何もない今」こそ、歯医者へ】
歯医者は「痛くなってから行く場所」というイメージが根強くありますが、これからの歯科医療は予防が中心です。
何も症状がない今こそが、実は一番大切なタイミングです。
大切な歯を長く健康に保つために、ぜひ定期的なクリーニングを習慣にしてみてください。私たちは、患者さんが安心して通い続けられるよう、丁寧な説明とやさしいケアを心がけています。
「将来の自分の歯のために、今できること」
その第一歩が、歯医者でのクリーニングです😊
