こんにちは! 院長の大田です。
皆さんは、歯科医師に臨床研修制度があることはご存じでしょうか?
厚生労働省は平成18年4月から歯科医師に対し、基礎的な臨床能力を身に着けるために免許を取得後、臨床研修施設において臨床研修指導歯科医のもとで、少なくとも1年以上臨床研修を行うことを決定しました。
若手歯科医師が安全に的確に治療を行うためには、必ずスキルアップの場が必要になります。
私自身、東京医科歯科大学を卒業後、1年間臨床研修の機会をいただき、診療スキルのみならず医療人としての在り方や理想像を学ぶことができましたし、自信をつけるにはとても有意義な時間でした。
一般的には大学病院などの大きな施設で臨床研修医を受け入れることが多いですが、一般歯科クリニックでも協力施設として受け入れることは可能となります。
今回、当院が臨床研修医の受け入れ施設として認可が下りたというわけではございませんが、臨床研修医や若手歯科医師のスキルアップをサポートできるよう、環境構築していきたいと思っております。
その第一歩として、まずは私自身が歯科医師臨床研修指導の歯科医師になることが最優先と思っておりました。
今回「2024年度 第2回 東京医科歯科大学病院 歯科医師臨床研修指導歯科医講習会」を2日間に渡り受講しました。
講習会では、グループに分かれ班ごとにディスカッションを行う参加型の講習会であったため、講義よりも得られるものが多かったと感じます。
大学を離れ開業した身としては、多くの方とディスカッションし、賛成意見反対意見もある中で限りある時間内にタスクをこなすことはとても有意義なもので、大学時代の講義を懐かしくも思いました。
大学病院、一般開業医、病院歯科といった、様々な経歴の先生がいた中でのディスカッションは、色々な価値観や意見があり勉強になりました。ディスカッションの内容としては、臨床研修医のカリキュラム作成に関して、GIO、SBOsを考えたり教育目標の分類などを考えました。
学生の頃はシラバスでカリキュラムを熟読することはありませんでしたが、今回カリキュラム作成にも大変な労力がかかることを知り、読み直してみようと思いました。
今回の講習会を通しグループワークの効率性を実感しました。
当院でのグループワークに落とし込めるところはすぐに参考にし、また研修医や若手歯科医師を教育・指導する立場として、彼らにとって良い環境になれるよう、環境づくりや院内スタッフのレベルアップに力を注ぎたいと思います。
今後とも錦糸町ミント歯科クリニックを宜しくお願い致します。
院長 大田