「口を開けるとカクッと音がする」
「朝起きるとあごがだるい」
「大きく口が開かない」
このような症状がある場合、顎関節症の可能性があります。
あごの関節は、耳の前あたりにある小さな関節で、食事や会話など、日常生活のあらゆる動きに関わっています。この関節や、その周囲の筋肉にトラブルが起こる状態を顎関節症といいます。
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どんな症状が出るの?
主な症状は次の3つです。
① あごが痛い
口を開けると痛む、噛むと痛む、こめかみや頬がだるいといった症状です。
② 音がする
「カクッ」「パキッ」と音が鳴ることがあります。痛みがなく音だけの場合もあります。
③ 口が開きにくい
指が縦に2本半〜3本分入らない場合は、開口障害が疑われます。
症状はひとつだけのこともあれば、いくつか重なって出ることもあります。
なぜ顎関節症になるの?
原因はひとつではありません。いくつかの要因が重なって起こることが多いです。
✔ 歯ぎしり・食いしばり
無意識の強い力が関節や筋肉に負担をかけます。特に就寝中のくいしばりは自覚がないことが多いです。
✔ 噛み合わせの不調和
被せ物の高さや歯の欠損なども影響する場合があります。
✔ 生活習慣
頬杖、片側だけで噛む癖、猫背などの姿勢も関係します。
✔ ストレス
精神的な緊張は筋肉の緊張につながり、症状を悪化させることがあります。
放置するとどうなるの?
軽い違和感だけであれば自然に落ち着くこともあります。しかし、
・口がほとんど開かなくなる
・慢性的な頭痛や肩こりが続く
・痛みが強くなる
といった状態に進行することもあります。
特に、無理に大きく口を開け続けたり、痛みを我慢しながら硬いものを食べたりするのは注意が必要です。
治療方法は?
症状の程度によって対応は異なります。
🔹 生活習慣の改善
・歯を接触させない(上下の歯は普段離れているのが正常です)
・頬杖をやめる
・硬いものを控える
🔹 マウスピース(ナイトガード)
就寝中の歯ぎしりや食いしばりから関節を守ります。
🔹 理学療法・運動療法
筋肉のストレッチやマッサージ指導を行うこともあります。
外科的治療が必要になるケースはごく一部で、多くは保存的治療で改善が期待できます。
自分でできるセルフチェック
次の項目に当てはまるものはありますか?
☑ 口を開けると音が鳴る
☑ 朝あごが疲れている
☑ 頭痛や肩こりがある
☑ 無意識に歯をくいしばっている
☑ 片側だけで噛むことが多い
複数当てはまる場合は、一度歯科での確認をおすすめします。
まとめ
顎関節症は、誰にでも起こりうる身近な症状です。
大切なのは「早めに気づくこと」と「無理をしないこと」です。
違和感の段階で対応できれば、重症化を防ぐことができます。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
あごの健康は、快適な毎日のためにとても大切です。
