こんにちは。錦糸町ミント歯科クリニックです🌸
暖かい日もあり春らしくなってきましたね。
今回は親知らずの抜歯、抜歯後についてご説明します。
≪親知らず(おやしらず)とは?≫
大臼歯(大人の奥歯)の中でいちばん後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
親知らずは永久歯の中で最後に発育します。
永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり、親に知られることなく生えてくる歯であることが名前の由来とも言われています。
 
親知らずが部分的に歯肉に被ったままになることで不潔になりやすく、歯肉の炎症を起こしやすい状態となってしまいます。
これを智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼び、20歳前後の人に発生する頻度の高い疾患です。
智歯周囲炎が周囲の軟組織や顎骨に広がると顔が腫れたり、口が開きにくくなったりすることがあります。この智歯周囲炎になった場合は、抗菌薬(化膿どめ)や消炎鎮痛薬(痛み止め)の投与、うがい薬などを併用して炎症を鎮めた後、歯肉切除を行い、様子を見るといった場合もありますが、抜歯することが最適と考えられます。
《抜歯後の注意事項》
・麻酔をしっかりするため1-3時間は唇や舌が痺れる感覚が残っています。誤って唇や舌を噛んでしまうことがありますので、食事はなるべく麻酔の効果が切れてからにしましょう。
飲み物はお飲みいただいても問題ありませんが、熱い飲み物の場合にはやけどにご注意ください。
・抜歯した当日は入浴、サウナ、飲酒、喫煙、過度な運動など身体が温まるような行為は避けましょう。
→血液循環が良くなることで、傷口からの再出血や痛み、腫れが出る恐れがあります。
当日はなるべくシャワー程度で済ませていただき、ゆっくりとお過ごしください。
・感染予防のためにも歯磨きやうがい、お食事の際は傷口をあまり触らずに、刺激しないようにしましょう。
抜歯した付近は歯ブラシを優しく当てて軽く磨くor処方薬でうがいするようにしましょう。
腫れや痛みが生じて冷やす場合には保冷剤や氷は使用せずに流水で冷たくしたタオルなどで10分ほどで済ませましょう。
急激に長時間冷やすと血管収縮により治りが遅くなったり余計に痛みがでてしまうことがあります。
《ドライソケットとは?》
親知らずに限らず、抜歯後の痛みで最もひどいのがドライソケットです。このドライソケットになるとジンジンした強い痛みがあります。
ドライソケットは、その名の通り、抜歯した穴が乾いている状態です。通常は、抜歯した穴に血液が溜まってかさぶたになります。しかし、このかさぶたが流れてしまった状態をドライソケットといいます。
原因としては、指や舌で触ってしまう、うがいのし過ぎ、喫煙などがあげられます。
不潔な指で触ってしまったり、舌でいじってしまったりすることで細菌感染を引き起こしてしまうので注意が必要です。
また2日から3日、唾液の中に出血が混じる程度は、問題ありません。唾液の中に血液が混じっていると不安になり、圧迫止血ではなく、血がでてこなくなるまでうがいをされる患者さんがいらっしゃいますが、それは逆効果になります。
ドライソケットの原因で1番多いのは、過度なうがいになります。
抜歯の後は処方薬をしっかりと服用して安静にお過ごしください。
抜歯の前も後もなにかご不明な点がございましたら、お声がけください。

≪歯を抜いた後の治療の選択肢≫

歯を抜いたあと、そのままにしておくとかみ合わせのバランスが崩れたり、周りの歯が動いてしまうことがあります。
そのため、多くの場合は失った歯を補う治療を検討します。

主な選択肢は次の3つです。

① インプラント

https://www.kinshicho-mint-dc.com/service/#section05

インプラントは、顎の骨に人工の歯根(チタン製)を埋め込み、その上に歯を作る治療です。

メリット

・周りの歯を削らない
・天然歯に近い噛み心地
・見た目が自然
・しっかり固定される

デメリット

・外科手術が必要
・治療期間が数ヶ月かかる
・自費診療になることが多い

こんな方に向いています
・しっかり噛みたい
・周りの歯を削りたくない
・長く使える治療を希望

② ブリッジ

ブリッジは、両隣の歯を土台にして連結した歯を入れる治療です。

メリット

・固定式で違和感が少ない
・比較的短期間で治療できる
・保険適用になる場合がある

デメリット

・両隣の歯を削る必要がある
・土台の歯に負担がかかる
・歯のない部分の骨は痩せやすい

こんな方に向いています
・手術を避けたい
・比較的早く治療を終えたい

③ 入れ歯(部分入れ歯)

https://www.kinshicho-mint-dc.com/service/#section08

入れ歯は、取り外し式の装置で歯を補う方法です。

メリット

・外科手術が不要
・歯を大きく削らない
・保険適用が可能

デメリット

・違和感が出やすい
・噛む力が天然歯より弱い
・取り外しの手入れが必要

こんな方に向いています
・外科手術が難しい
・費用を抑えたい
・複数の歯を失っている

≪歯を抜いたままにするとどうなる?≫

歯を失ったまま放置すると、次のような変化が起こることがあります。

・隣の歯が倒れてくる
・噛み合う歯が伸びてくる
・噛み合わせが崩れる
・むし歯や歯周病のリスクが上がる
・顎の骨が痩せる

そのため、できるだけ早めに治療方法を相談することが大切です

≪まとめ≫

歯を失った場合の治療は主に3つです。

・インプラント(しっかり噛めて自然)

・ブリッジ(固定式で比較的短期間)

・入れ歯(取り外し式で負担が少ない)

それぞれにメリット・デメリットがあり、
お口の状態や生活スタイルによって最適な治療は変わります。

歯科医院でしっかり相談し、自分に合った治療方法を選ぶことが大切です。